旦那の浮気相手は、「嫌い」と言っていたあの人でした。

 

巧妙に仕組まれた浮気でした

 

 

旦那とは恋活サイトで知り合い、お互いに好意を持って交際を開始し、半年ほどのお付き合いを経て結婚しました。

 

私が29歳、旦那が32歳でした。

 

私は30歳までに結婚をしたいという目標を立てていたので、年齢的にも容姿、職業的にもいいなと感じた彼との出会いには運命的なものを感じて、プロポーズにも迷うことなくOKを出しました。

 

自分のことを包み隠さす何でも話してくれる彼とは話すことがたくさんあって、いつも話題が尽きなくて、私も彼とならなんでも言い合えるいい夫婦になれると思っていました。

 

でも、彼の話にはちょこちょこと嘘が紛れ込んでいたんです。

 

私はそれに気づかず、ずっと信じ込んでいました。

 

彼は会社では主任と言う立場で、責任ある仕事を任されていて帰りが遅くなることもよくありました。

 

仕事の内容含め、同僚のこと、いろいろ話してくれるので、私は大変だね、お疲れ様と彼の体を気にしつつ、遅く帰ることにはなんにも疑いを持っていませんでした。

 

職場には彼が唯一苦手な女性がいるそうです。

 

同期でバリバリのキャリアウーマン、気が強くてすぐに張り合ってくると言っていて、どちらかと言うと女性としては嫌いなタイプだ、男として同期になりたかったよとよく話題に出す人でした。

 

私もそういう女性は苦手です。

 

結婚までの腰かけOLをしていた身としては耳の痛い話ですが、私にもそういう上司がいて、よく怒られていました。

 

とにかく仕事ができない人を見下している感じが苦手で、「そういう人って男は誰でも自分が好きって思っていたりして女王様気質よね」などと言うと、旦那も「そうそう」なんて笑っていたんです。

 

少し変わった名前で、それをもじってあだ名をつけたりして、夫婦の話のタネになっていたんです。

 

 

 

 

 

旦那のずるがしこさに辟易

 

 

 

そんな「嫌い」な女性とまさか浮気していると思いますか。

 

旦那はそうやって私を油断させて、その女性と長く浮気を続けていたんです。

 

その日の朝食後、何気なく見た夫の電話の着信、夫が席を外していたので、急ぎかな?誰だろう、と目をやると、聞きなれた女性の名前でした。

 

休みの日に何だろう、仕事のトラブルかなとそわそわしていると、留守電に切り替わりました。

 

そっと耳を当てると、「ごめん、明日、約束のお店の予約するの忘れちゃってて、せっかくの記念日なのに、本当にごめん、今日は私の部屋でまったり過ごして、今度改めて行くってことにしようよ、じゃあ、後で、待っているね!」って、甘ったるい女性の声でした。

 

 

 

明日は夫は前々から接待で休日返上だと言って嘆いていた日、連休になれない分その日はゆっくり私とデートをする予定でした。

 

旦那は私の異変と携帯にすぐに気づき、留守電を聞いてすぐ言い訳をはじめましたが、私には聞こえませんでした。

 

その留守電が全てですよね。

 

そうだったんだ、とすべてがわかりました。

 

きっと長い間の愛人だったんです。

 

キャリアウーマンで、結婚に興味がない彼女は、きっと結婚願望があって私と結婚した彼と別れることなく、そのまま愛人になったんだと思います。

 

彼女の口調、雰囲気からそれが一瞬で伝わってきました。

 

 

 

離婚してよかったと思います

 

 

 

私たちはまだ結婚して日が浅く、まして大人になってから恋活サイトで知り合ったため、共通の知人など皆無の状態からスタートしました。

 

彼から聞く情報が彼の周囲を知るすべてでした。

 

私は彼のことを何もわかっていなかったんです。

 

彼が言うことをうのみにしてした自分が情けなく、彼のことは全く信じられなくなりました。

 

もう結婚生活を維持していることは無理だと悟り、すぐに離婚の手続きに入りました。

 

結婚してまだ間もないのにバツイチになること、浅はかな選択をしたことを周囲に知られること、また一人に戻ること、全てがすごく、すごく嫌でした。

 

 

 

でも、彼といることのほうが、もっと嫌で、離婚したことは後悔していません。

 

もっと、幸せになってやる、と思っています。