不思議な胸騒ぎ、lineから旦那の浮気相手発覚

私たちが結婚に至るまで

私と主人は、交際1年という比較的短い交際期間で結婚し、今年で結婚7年になります。なぜ1年と交際期間が短いかと言うと、それは主人の結婚願望が強く、猛プッシュの末結婚に至ったからです。
7歳年下の可愛らしい彼からのプロポーズに、正直舞い上がってしまっていたのかも知れません。アラフォーに近い私が、結婚を焦っていたのかも知れません。しかし、その時の私は確かに幸せで、毎日キラキラとした笑顔で過ごしていた事でしょう。これからの彼との幸せな結婚生活を夢見て。
お互いの親からもすんなりと承諾を得て、トントン拍子に結婚まで進みました。義両親も良い方で、新築アパートに住み、休日には二人で買い物したり料理したりと。理想通りの幸せな結婚生活のスタートでした。

 

幸せな結婚生活のはずが

結婚してから、半年後には子供を授かる事が出来、まさに絵に描いたような幸せの絶頂といったところでした。

 

妊娠中、出産後も主人は変わらず優しく、家事育児を手伝ってくれました。しかし、私は日々の育児に疲れ果て、主人の事にまで気が回らなかったのかも知れません。子供の事に精一杯で、全てが子供中心な生活だったのです。それが母親だから当然だと、当時は何の悪気も感じる事なく、気付かないうちに主人の事は二の次にしてしまっていたのだと思います。当時を思い返せば、主人がよく「○○くんばっかりだね。俺だって居るんだけど。」なんて、言葉を発していたような気がします。

 

主人の心の奥底の気持ちなど知る由もなく、相変わらず子供一色の、私の生活でした。子供が3歳過ぎて保育園に入ったと同時に、私も仕事復帰をしました。その頃から、主人の仕事が忙しく、帰りの遅い日々が続くようになりました。元々、真面目が取り柄のような人だったので、責任のある仕事を任され必死に頑張って居るのだろう。そう思い、帰りが深夜になっても、温かい食事を出せるように起きて待っている、そんな毎日が一年近く続いていました。

 

残されたスマホに、何かの予感が

ある時子供を寝かしてリビングに行くと、主人は居ませんでした。タバコでも買いに行ったのだろうと思い、特に不審には感じなかったのですが、ふとソファに取り残された、スマホに目がとまり、言いようのない不思議な感情が芽生えたのです。それまで浮気の心配など皆無な人だったので、そんな疑いなど全くなく、スマホを見るなど考えた事もありませんでした。しかし、その夜は不思議な胸騒ぎがして、気付いたら主人のスマホを見ている自分がいたのです。

 

そこには、ついさっきまでやりとりをしていたであろう、女性とのラインの生々しいトークがあったのです。相手は同じ職場の若い女性で、目を疑うような事態に、途中からは無意識にスクロールするだけで、あまり内容は覚えていません。ただ、鮮明に記憶に残っているのは、主人からの「さみしい」「側に居てほしい」の文字でした。真面目が取り柄のような人で、お酒もギャンブルもしない人。ましてや、浮気なんて…。怒りや悲しみよりも、信じられない気持ちの方が強かったように思います。

 

案の定、タバコを買いに行き帰ってきた主人は、私の只ならぬ様子にすぐに気付きました。
「ごめんなさい。スマホ見ちゃった…」私は、主人の顏を見る事が出来ませんでした。「あぁ。」主人は、すぐに事態を察した様子でした。「俺が悪いし、言い訳はしたくない。家族が大切だから許して欲しい。相手とは終わらせるから、家族3人でやり直したい。」動揺が強くあまり覚えていませんが、主人が言ったのはそんな感じだった気がします。

 

私たちの選択と、その後

それから色々と話し合い、結局私たちはお互いを見つめ直し、至らないところは正す事で、再構築していく選択をしました。
主人の気持ちがわからず、子供にばかり気持ちを向けていた自分。もちろん母親としては大切な事だけど、妻としてはどうだっただろうか、とたくさん考えました。主人も寂しさからとは言え、他に救いを求めた事。しかも、それが一番最悪な浮気という形であった事。気持ちを伝えようと努力せずに、逃げてしまった、と後悔していました。
まだ日が浅く、気持ち的にはスッキリしないというのが、正直なところですが。お互いがお互いを嫌いではない事と、何より大切な子供を悲しませたくないという一心で、もう一度家族として、幸せな日々を築いていきたいと思っています。理由はどうあれ、一度裏切られた傷は簡単には癒えないとは思いますが、今の私にとって一番大切な子供の笑顔を消したくないから。もう一度主人を信じ、愛していくつもりです。